1)｢心｣と｢脳｣ 1-4-0)心＝脳

1-4-0)心＝脳

今まで見て来たように心の働きは、｢情報を脳がネットワークして回路を形成する｣ことで担っています。特定の精神活動(思考や意思決定など)と対応して活性化する脳の特定部位(ネットワーク回路)があります。思考、判断、記憶、創造、感情などの精神活動は大脳新皮質と大脳辺縁系が主役として他の脳部位と連係する形で行われています。なので脳神経細胞の変質と精神(機能)の低下とは相関しています。つまり心(の機能)とは脳(の活動)であるといえます。より厳密にいえば、心(機能)は脳(構造)から生まれます。ラジオという機械(構造)から音声(放送)(機能)が生み出されるように。

心と脳－認知科学入門 (岩波新書)

今と未来がわかる 脳と心 (ビジュアル図鑑)

脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)

脳と心のしくみ (大人のための図鑑)

文庫 ブッダの脳: 心と脳を変え人生を変える実践的瞑想の科学 (草思社文庫)

脳からみた心 (角川ソフィア文庫)

ビッグクエスチョンズ 脳と心 (THE BIG QUESTIONS)

言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書)

「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

脳と心の洗い方(「なりたい自分」になれるプライミングの技術) (Forest 2545 Shinsyo)